◇来場客の安全確保

まず大切なのが、来場客が安全に過ごせるようにすることです。特に参加人数が多いイベントであれば、適切に誘導できないと将棋倒しなどを起こす危険性もあります。また、会場の内外を問わず危険な場所を把握しておき、安全に誘導することも大切です。さらに、夏場など暑い時期の場合は来場者の体調への配慮も重要になります。

◇不審者の発見や適切な管理

イベント警備においては、不審者の発見や適切な対応も重要です。人が多く集まる会場には不審者が紛れ込む可能性も十分にあります。そのため、たとえバイトで入っているだけだとしても、早期発見と運営者への報告など適切な対応が求められるのです

◇駐車場内での交通誘導

イベント警備はイベントの種類によって交通誘導などを行う必要も出てくるため、基本的な対応方法を身につけておくことが大切です。警察による交通規制が行われていたとしても、車両と歩行者との間にトラブルや事故などが発生しないように対応していく必要があります。

◇安全に車両が出られる状況になるまで確実に停止の合図を出し続ける

イベント警備の車両誘導においては、安全確保が最優先です。歩行者にとっても車にとっても、安全が確保できるまでは確実に停止の合図を出し続けることが求められます。また、合図を出す際にはドライバーの目を見て確実に伝わるようにしましょう。

◇車両の流れを遮らない

特に車道へ出ていく車両を誘導する際には、車両の進路やドライバーの視界を遮らないように気をつけることが大切です。基本的にはドライバーの自己判断を優先すべきであり、車両の進路やドライバーの視界を遮ると、かえって交通の流れを妨げてしまいます。

◇ドライバーへの配慮を忘れない

イベント警備の車両誘導においては、ドライバーへの配慮も非常に大切です。ドライバーにとっては車両誘導員もイベント会場の従業員であり「バイトかどうか」「男性か女性か」などは関係ありません。接客態度が悪ければ気分を害してしまい、トラブルに発展する可能性もあり得るのです。特に大手のイベント会社であれば社員やアルバイトの人数も多いため、ちょっとした気のゆるみが多くの人に迷惑をかけることにもつながりかねません。

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